第1回目の試作をしました
「食べてくれた人が、日常の中でささやかな幸せを感じられる。そんなカヌレを作って、誰かに届けたい」
そうブログに書いてから、第1回目の試作をしました。
これまでにも、ABCクッキングのレシピでカヌレを作ったことはあります。
けれど今回は、自分がこれから作っていきたいカヌレを考えながら、ChatGPTにも相談し、以前とは配合や作り方が少し異なるレシピで挑戦しました。

今回の試作に使った材料。以前とは少し異なるレシピで、第1回目の試作を始めました。
焼き時間を延ばしてみたものの
わが家のオーブンは、設定できる最高温度が200℃です。
一般的なカヌレのレシピには、最初に200℃を超える高温で焼くものもありますが、今回は自宅のオーブンで作れるように、200℃で60~70分焼くレシピをもとに試作しました。
まず、型に入れたまま200℃で68分焼きました。しかし、思っていたほど焼き色がつかなかったため、同じ200℃でさらに15分追加しました。

200℃で焼いた後の状態。場所によって焼き色に差があり、まだ色の薄い部分も見られました。
合計83分焼いたところで一度型から外しましたが、それでも焼き色が薄く、表面も柔らかい状態でした。
そこで、型から外した状態で170℃に下げ、焼き色をつけるために、さらに25分焼きました。

型から外したカヌレ。焼き色にはばらつきがあり、上面に色の薄い部分も残りました。この後、型から外したまま170℃で25分追加焼成しました。
予定よりかなり長く焼きましたが、期待していたような濃い焼き色や、カヌレらしい外側の硬さにはなりませんでした。
焼き上がりを見た最初の気持ち
焼き上がったカヌレを見た瞬間、正直に言うと、
「失敗したな」
と思いました。
思い描いていたような焼き上がりではなく、初回からこんな状態で、この先大丈夫なのだろうかと不安になりました。
始める前は、レシピどおりに作れば、ある程度はうまく焼けるのではないかと、どこかで期待していたのかもしれません。
けれど、実際に作ってみると、思いどおりにならないこともあるのだと分かりました。
食べて分かったこと
実際に食べてみると、外側はカヌレらしい硬さがなく、柔らかい仕上がりでした。
内側にも、思っていたほど空気の層ができていませんでした。

切って確認すると、内側は全体的に詰まり気味で、思い描いていたような空気の層はできていませんでした。
一方で、すべてが良くなかったわけではありません。
甘さは悪くなく、ラム酒とバニラの香りも、そこそこ良いように感じました。
見た目や食感には課題がありましたが、味と香りには、これからにつながりそうな部分もありました。
「失敗」ではなく、最初の記録
以前作ったABCクッキングのカヌレと、今回のカヌレでは、レシピの配合や工程が少しずつ異なります。
そのため、思うように焼けなかった理由が、材料の配合にあるのか、生地の混ぜ方にあるのか、それともオーブンの温度や焼き方にあるのかは、まだ分かりません。
今回の結果だけを見れば、「失敗だった」と言いたくなります。
それでも、実際に作ってみなければ分からなかったことが、いくつもありました。
外側をもっと香ばしく、しっかりとした食感にするには、どうしたらよいのか。
内側にカヌレらしい空気の層を作るには、何を見直せばよいのか。
今回の試作は、その答えを探していくための最初の記録です。
今回の試作記録
レシピの概要
今回使用した主な材料は、牛乳、砂糖、薄力粉、卵、バター、ラム酒、バニラです。
まだ試作段階のため、詳しい分量ではなく、使用した材料と作成の流れを記録しておくことにします。
大まかな作成手順
- 材料を計量して生地を作る
- 作った生地を冷蔵庫で休ませる
- 焼く前に生地を静かに混ぜる
- 6個取りの型に、生地を8割程度まで入れる
- オーブンで焼成する
- 焼き色と表面の状態を確認しながら追加で焼く
焼成記録
・1回目:型に入れたまま200℃で68分
・追加焼成①:型に入れたまま200℃で15分
・追加焼成②:型から外して170℃で25分
・合計焼成時間:108分
自分なりの評価
・焼き色:部分によってばらつきがあり、色の薄いところが残った
・外側:柔らかく、期待した硬さにならなかった
・内側:詰まり気味で、思っていたほど空気の層ができなかった
・甘さ:おおむね良かった
・香り:ラム酒とバニラの香りは、そこそこ良かった
・総合評価:味と香りには良い部分があったが、焼き色と食感には改善が必要
次回に向けて
次回は、最高温度が200℃というわが家のオーブンの特性も踏まえながら、この環境で焼き色と外側の硬さを出す方法を探していきたいと思います。
焼成温度や焼き方だけでなく、生地の作り方や混ぜ方も振り返り、原因を一つずつ確かめていきます。
一度にすべてを変えてしまうと、何が結果に影響したのか分からなくなるため、次回は変更する点を絞って試すことも大切だと感じています。
今日の小さな一歩
初めからうまくいくことを、どこかで期待していたのかもしれません。
だからこそ、思いどおりに焼けなかったとき、「この先、大丈夫かな」という不安が出てきました。
それでも、実際に材料をそろえ、生地を作り、カヌレを焼いたことは確かです。
思い描いたようには焼けませんでした。
でも、焼いてみたからこそ、次に確かめたいことが見えてきました。
「幸せのカヌレ」は、まだできていません。
今回焼いたカヌレは、その一口に近づくための、第1回目の試作です。

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